イチゴ鼻・肝斑外来|相楽郡精華町祝園西の皮膚科、美容皮膚科|ともスキンケアクリニック

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イチゴ鼻・肝斑外来

20年色々見てきましたが
肝斑、ニキビ跡、イチゴ鼻、が3大難問、と感じています。


1、肝斑について

肝斑は40台を超えると大変治りにくくなります。
できれば30代までに正しいスキンケア、エビデンスレベルの高い化粧品、食事運動の適正化などを身につけて良い皮膚の状態を維持するようにしてください。
40台後半からは大変治りにくくなってきます。
その理由について論文ベースで説明します。

なぜ肝斑は治りにくく、繰り返すのでしょうか?

肝斑というと、「メラニンが増えてできたシミ」と思われがちです。
しかし近年の研究から、肝斑は単純な色素沈着ではなく、長年の紫外線などによる光老化を背景として、表皮から真皮まで複数の異常が重なった皮膚の状態であることがわかってきました。

問題は「メラニン」だけではありません

肝斑の皮膚を詳しく調べると、メラニンを作るメラノサイトの活性化だけでなく、

  • 表皮のメラニン産生・分布の異常
  • 表皮と真皮の境界にある「基底膜」の障害
  • 真皮の光老化(solar elastosis)
  • 老化した線維芽細胞の増加
  • 血管の増加
  • 肥満細胞などが関与する炎症性変化

などが認められます。

つまり肝斑は、色素を作る細胞だけの問題ではなく、その細胞を取り囲む「皮膚環境」そのものが変化している状態と考えられるようになっています。

真皮の老化が、表皮のメラノサイトを刺激する

特に注目されているのが、紫外線によってダメージを受けた真皮です。
肝斑部では、周囲の正常皮膚と比較して、細胞老化マーカーであるp16INK4A陽性細胞が真皮に多いことが報告されています。
光老化した線維芽細胞などからは、メラノサイトの働きに影響するさまざまな因子が放出されると考えられています。

紫外線・可視光線などの刺激
↓
表皮・基底膜・真皮への慢性的なダメージ
↓
線維芽細胞・血管・肥満細胞など皮膚環境の変化
↓
メラノサイトを刺激するシグナル
↓
メラニン産生
↓
肝斑

このような複数の経路が相互に関係し、肝斑を維持していると考えられています。

だから「メラニンを取るだけ」では再発します

治療によって、すでに作られたメラニンを減らすことはできます。
しかし、メラニンを作りやすくしている皮膚環境が残っていれば、再び色素沈着が起こりやすくなります。
これが、治療によって一度薄くなった肝斑が再発しやすい理由の一つです。
さらに肝斑は、紫外線だけでなく炎症や皮膚への刺激によっても悪化することがあります。そのため、強い刺激を繰り返せば早く改善するとは限りません。

紫外線だけでなく「可視光線」も関係します

肝斑を悪化させる光は紫外線だけではありません。
臨床研究では、紫外線に加えて可視光線も防御する酸化鉄を含む日焼け止めを使用した群で、紫外線のみを防御する日焼け止めより肝斑の改善効果が高かったことが報告されています。
そのため肝斑では、毎日の紫外線対策だけでなく、可視光線を含めた光対策も重要になってきています。

肝斑治療は「色を取る」だけではありません

肝斑は、一度の治療で消して終わるタイプのシミではありません。
私たちは肝斑を、
「メラニンが多い皮膚」ではなく、
「メラニンを作りやすい状態が続いている皮膚」
として考えることが大切だと考えています。
そのため治療では、

  1. 過剰なメラニン産生を抑える
  2. 紫外線・可視光線から皮膚を守る
  3. 不要な炎症や刺激を避ける
  4. 表皮・基底膜・真皮を含めた皮膚環境を整える

という複数の方向から、時間をかけて治療していきます。
肝斑が治りにくいのは、単に「シミが深いから」ではありません。
長年の光老化などによって変化した皮膚環境が、メラニンを作りやすい状態を維持している。
これが、現在の研究から見えてきた肝斑の姿です。


参考文献

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  2. Rajanala S, Maymone MBC, Vashi NA. Melasma pathogenesis: a review of the latest research, pathological findings, and investigational therapies. Dermatol Online J. 2019;25(10). PMID: 31735001.
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肝斑は誤ったスキンケアや適応にならない化粧品、内科的な疾患の有無などをきちんと問診して紫外線が少なくなる秋口からがレーザー治療の本番になります。
当院では特に皮膚環境を改善することに重きを置いています。
内服、トランサミン導入などのエビデンスが確立されたスキンケア、トーニングレーザー、などをコンビネーションした肝斑改善ホワイトニングコース、セミホワイトニングコースがありますのでこの機会に試してみてださい。
レーザーがやりやすい時期に5回、1か月おきに美白内服、当院指定の美白剤皮膚の機能を上げるコスメを使う集中治療コースで必ずロボスキンによるビフォーアフターチェックが入るので結果ははっきりとわかります。

詳しくはこの図を見てください

他、血管環境をよくするVビーム。 老化線維芽細胞を除去できるインフィニマイクロニードルなどを追加することも可能です。
コースが終わった後、化粧品、場合によっては美白内服を飲んで維持できるように持っていってほしいと思います。悪化しだしたらまた集中治療。でいいと思います。